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わたしの子供は、アトピーとてんかんという、2つの病を幼くして経験しました。
2つの病の共通点は、医者でもらう薬では、症状を抑えこむことはできても、治るのは自然にまかせるしかない、ということ。
いや、いま考えれば、どの病もそうなのかもしれません。
アトピーは、いわゆるステロイドで表面的な症状は抑えこめますが、根幹が変わらなければ、薬をやめればまたかゆくなります。
そんな繰り返しがイヤで、脱ステロイドに取り組み、妻も子供も、長い間大変な思いをしておりました。
さまざまな民間療法を試した結果、行き着いたのは「何もしない」という方法、つまりは自然治癒にまかせること。
結果、我が子のアトピーは劇的に改善され、今では日常生活に何の問題もなくなりました。
依存する心、執着する心、焦る心、そういうものを手放した結果、病はなくなってしまったのです。
てんかんは、痙攣や発作を抑えこむ薬をのむだけで、自然に治るのを待つだけしか治療法はありません。
発作が起こらない、という事実を積み重ね、注意観察しながら、徐々に薬を減らしていき、発作が起こらない、という事実をまた積み重ねる。
その事実をもって、「治った」というだけで、それ以外に「ここがこうなったら治癒」という基準もありません。
「治す」のは、医者でも薬でもなく、自然治癒力という、みえないチカラだけなんです。
こうした二つの病の克服から、真の健康、真の治療とはどういうものなのか、医療とは何なのか、考えさせられました。
私の結論は、「自然の生命を育む力、自然治癒力を最大限発揮させること、それに完全に身をまかせきることこそが大切だ」ということ。
氣圧法は、心や身体の無理な使い方により生じたコリや痛みを、自然に触れた手で氣を送ることで取り除き、本来のあるべき姿を取り戻します。
それにより、自然治癒力を最大限に発揮できるようにすることで、さまざまな症状を回復へ導きます。
心身統一合氣道には、正しい身体の使い方だけでなく、正しい心の使い方も学べるノウハウがたくさん詰まっています。
それらを身につけることで、明るく生き生きとした人生を送ることができる。
心も身体も、病におちいらない、病になっても克服できる、そんな状態を手に入れることができます。
氣圧法も心身統一合氣道も、その根幹はつながっています。
どちらから入っても、根っこにあるものは同じです。
まずは病や痛み、不調を氣圧法によって手放す。
そして、心身統一合氣道の教えにより、人間本来の力を発揮できる心と身体の使い方を身につける。
そうしていくことで、病院、医者、介護に頼らない生活を、年をとっても続けていくことができる。
その結果、医療費や介護、福祉にかかる費用、年金問題を含め、日本が抱える社会問題の解決に貢献することができる。
少々大上段に構えて大きなことを言うようですが、これが私の今の仕事であり、使命であると思っています。